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アガルートの判例百選スピード攻略講座のレビューです。
- 判例の理解に自信がない
- 学んだ判例をどう論文に活かすのかわからない
- 上位合格者の答案例から実践的に学びたい
判例百選スピード攻略講座の評判
「判例百選スピード攻略講座」は判例の分析,答案化という一人でやると骨の折れる作業を渡辺先生@ywagarootがやってくれているので,ローの授業の予習や,自習の効率が上がると思います。
僕は「判旨のこの部分は答案のどこに位置付けるべきか」迷ったときに視聴させて頂いております。 https://t.co/fQWBs5deKa— 富川純樹(アガルート司法試験講師) (@dsx79079) February 9, 2021
久々に判例百選スピード攻略講座の音源を聴いているけど、渡辺先生の講義マジでわかりやすい。感動。
— ABC (@abc_examinee) November 27, 2020
累計850件突破してました。来年には1000件突破しそうな勢いです。
司法試験|判例百選スピード攻略講座 https://t.co/Jh5DDfxaeg
— アガルートアカデミー講師 弁護士 渡辺悠人 (@ywagaroot) November 3, 2020
わからない人はためしにアガルートの判例百選スピード解析講座の公開レジュメを見てみてください。あれが百…
続きは質問箱へ (残り 152字) #peing #質問箱 https://t.co/dZfE8qEEHO
— 藤澤 たてひと (@LSconsultant19) September 10, 2019
判例百選スピード攻略講座の特徴
- 上位合格者の答案例を参考に思考過程も辿れる
- 判例をどうやって論文に活かすのか知ることができる
- 重要判例のみを短時間(1問10分)で総復習できる
- 基礎力全体の底上げになる
- 分かりやすい具体例
- 一貫した思考フロー
上位合格者の思考を辿れる
講師の渡辺先生は司法試験を総合4位で合格されている超上位合格者です。
自分は一人で勉強しているので上位合格者どころか司法試験予備試験の受験生は周りに一人もいません。
なので上位合格者の答案の流れや思考過程に触れる機会がなかったのですが、それらに触れることが出来ました。
感じたこと
- 条文の文言の引用の多さ
- 条文の重要性
- キーワードは落とさない
- 三段論法の徹底
当たり前のことかもしれませんが、実際に答案例を前にして参考にできるので自分の答案でどう活かすかイメージできます。
判例知識の論文への活かし方
判例の理由付けや結論は押さえ短答はなんとかなったもの論文でそれらをどう活かすのか分かっていませんでした。
しかし判例を題材に論文ではどう書くのかが実際に講師作成の答案例として示されているので実践的な形で判例知識の論文への活かし方を学ぶことができます。
①問題提起②理由③規範④あてはめといった流れで答案例から学べるので判例理解も深まります。
例えば自分は憲法の判例の射程という言葉は聞いたことがあっても、いまいち理解できていませんでした。
しかし憲法では具体例を出して、こういう場合は判例の射程が及ぶけどこういった事情がある場合は及ばないなどポイントをしっかり明示してくれます。
重要判例の総復習ができる
どれも重要な判例ばかりなので一通り回すだけでも論文だけでなく短答の勉強にもなります。
重要判例のみ厳選されているので試験直前期に一気に総復習できる量です。
予備試験論文の一例
令和元年、令和3年の刑訴は判例百選スピード攻略講座に載ってる答案例がほとんどそのまま出題されていました。
予備試験短答でもこの講座で学んだ判例が出題されていました。
重要判例のみに厳選されているので得点効率が高いです。
- 予備試験で出題される可能性の高い判例が答案例で学べる
- 1問10分なので短時間で重要判例を総復習できる
分かりやすい言い換え
法律を勉強し始めたときに直面する悩みとして全体的に使用される言葉が難しく分かりづらいということです。
しかしこの講座は渡辺先生が難解な法律概念や思考フローを誰でも分かりやすよう言い換えてくれてくれているので置いてかれることなく理解できます。
予備校を利用する最大のメリットとして独学では不可能なスピード感で学べることに尽きると思います。
一貫した思考フロー
全科目共通思考フロー
請求→法的根拠→要件→効果
渡辺先生全科目この思考フローに従って答案例を軸に解説してくれます。
もちろん科目固有の思考フローもカバーしてあります。
試験中にわからない問題が出題されても思考フローに従ったアプローチができます。
どの科目が一番効果があったか
個人的には民訴と刑訴でした。
自分が苦手というのもあるかもしれませんが理解が深まり、暗記の負担が減りました。
ただ金銭的余裕があるならば間違いなく全科目受講した方がいいです。
全体的な基礎力の底上げに繋がり、論文だけでなく短答の点数UPになります。
僕が上記二科目が苦手なだけで効果があったと感じただけかもしれないので、人によって感じ方は違って当然だと思うからです。
ただ全科目となると価格が高いですよね。
厳選しなければならない状況ならば民訴と刑訴を選びます。
民訴
民訴は本当に苦手だったのですが、重要判例の理解が深まるにつれて少しずつ苦手意識が薄れていきました。
民訴は他の科目よりもどこか書きづらさがあったのですが、民訴特有の概念だったり基本事項から導く論述の流れだったり判例の事案の違いをくどいくらい教えてくれるので苦手意識が少しずつなくなりました。
特にあてはめ部分は答案例からそのまま吸収でき、これまでの淡白だった自分の答案を大きく改善することにつながったと思います。
また例えば基本用語レベルである当事者能力と当事者適格の違いも理解できていないレベルでしたが、講座を通じて両者の違いも理解できました。
- 判例から民訴特有の概念を学べる
- 薄くなりがちな民訴のあてはめ部分が上位合格者の答案例から学べる
刑訴
論証丸暗記すればいいんでしょ!と投げやりな態度でしたが、条文文言の重要性に気付かされました。
例えば誰もが知ってる強制処分を例に挙げると、以前は何も考えずに強制処分とは〜と論証をコピペしていました。
しかし渡辺先生の答案例を見ると「強制の処分」(197条1項但書)とは「法律に特別の定」のある逮捕〜(以下省略)となっており条文文言をこれでもかと引用しそこから解釈する姿勢が見られます。
全科目に共通していますが条文文言の重要性、それを解釈するというプロセスを特に体感できます。
また民訴と共通していますが、あてはめ部分はやはり参考になります。
刑訴は比較的苦手な人は少なく受験生のレベルも高いです。そのためあてはめ部分で他の人と大きく差がつきますが、上位合格者の答案例から規範に対応したあてはめを学ぶことができます。
- 条文文言、解釈の重要性を答案例から学べる
- 差がつくと思われる規範に対応したあてはめの振り分けを答案例から学べる
まとめ
- 判例知識をどう論文に活かすのかが上位合格者である講師作成の答案例から学べる
- 重要判例に厳選されているので費用対効果が高い
- 重要判例の総復習が短時間でできる
- 論文のみならず短答の得点UPにもつながる
- 全科目に共通する思考フローが学べる